鳥越エリアについて
鳥越の歴史
本町名は、鳥越神社にちなんで付けられました。この付近は平安時代後期の頃まで白鳥村と言われていました。日本武尊が東国平定のため東征するおり、この地にしばらくとどまっていましたが、ことから村の人々はその威徳を尊び、651年に白鳥山の山上に白鳥大明神を祀りました。その後、永承年間の頃、源義家親子の率いる軍勢が奥州征伐のため隅田川を越えようとする時、白い鳥に浅瀬を教えられ無事渡ることができたことから義家公、これ白鳥大明神のご加護とたたえ、鳥越大明神の社号を奉りました。
鳥越の西端、旧西鳥越町はかつて明治大正昭和に亘り、旧二長町・竹町・小島町と隣接し家 内工業地帯として栄えました。旧鳥越本通り商盛会(現おかず横町)と佐竹商店街、美倉橋通り商店街、三味線堀小売市場等が隣接し、有力商店が軒を並べていました。鳥越キネマ、鳥越日活館、近くには新東京など映画館も三館あり、長い商店街に沿って露店が出店するなど夜おそくまで賑わい、浅草六区に次ぐ盛り場でした。
鳥越祭
年に一度の「鳥越祭』では路地という路地が縁日となり、多数の出見世が出店します。地元の風物詩です。写真を2022年でコロナの影響が少し残っており、人出はまばらに見えますが例年はこんなものではありません。初詣とともに多くの人で賑わいます。