春日秀典
経歴
経歴 | 早稲田大(法)95年卒。在学中は早大英語会に所属。 (株)デリードコーポレーション(現・(株)セレコーポレーション)にて分譲マンションのマーケティング ヤマト住建(株)にて建売住宅の開発・販売・マーケティング。 |
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資格 | 宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、ファイナンシャルプランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、損害保険募集人 |
趣味 | 映画 サイト構築 パソコン 青春18キップの旅 ワクチンも終えています |
お客様とロータス不動産と私
当社のウェブサイトをいつもご覧くださり、ありがとうござます。代表者にご興味をもっていただきありがとうございます。「部屋とワイシャツと私」ではありませんが、こちらでは、私の人となりをご紹介しながら、お客様とのかかわりを語ることができればと思います。
お客様にとって役立ことを感じれらるポジション
家を探しているお客様は、おそらく、次のような展開を心配していると思います。よくない不動産営業マンとの接触です。
お客様:「こちら安いですね。どんな物件なのですか?」
よくない営業マン:「はい。敷地が道路に接する長さが1.8mという物件です。」
お客様:「それは何か問題ありますか?」
よくない営業マン:「いえ。車は止められませんが、その分お値打ちになっています。急いで内見しないと取られちゃうかもしれませんよ。」
お客様:「わかりました。」
(内見中)
よくない営業マン:「どうですか?キレイでお安い物件なので、急がないと契約されてしまいます。」
お客様:「わかりました。今すぐ手付けを打ちます!」
ときに、本当のことをお伝えしても、感謝されないこともあります。当社にお問い合わせいただいたのであれば、次のような展開になっていたかもしれません。
春日:「はい。ローンが付かない物件です」
お客様:「それって何か問題あるんですか?」
春日:「ローンが付かないということは、将来、売りたい場合に売れなくなるということを意味します・・・」
お客様:「・・・・」
春日:「・・・・」
冒頭の「よくない営業マン」は、敷地は道路に対して2m以上接する必要があることを説明しませんでした。「住宅ローンが付かない物件」などと言うと盛り下がっちゃうんですね。この後、お客さまは9分9厘の確率で検討をやめます。
この場合、当方は感謝されることはありません。むしろ、「よくない営業マン」のほうが、安い物件を紹介してくれてありがとうと、一時的には感謝されるかもしれません。でも、頼ってくださる人には、それをお知らせするのが当社の役目だと思っています。かっこよく言うと「情報の非対称性を解消するのが当社の役割」などと定義づけています。
本当に大事な部分は聞かれなくてもお客様に申し上げるようにしています。その後、納得してくだされば契約をおススメしますが、ぼかされて説明されたら、自分ならばイヤですね。不動産会社の真価は5年10年後に出てきます。
ほかにもいろいろあります。
「大きな会社に売却を依頼すれば囲い込まれる」
「リースバックをしたり、買取業者に売却をすれば2割損する」
不動産取引はわかりづらいことも多く、経験がないと理解できないことがあります。重要なことを、最後の段階で、さも重要でないことのように伝える人もいます。
独立したかったのも、他人に役立つこと、意味のあることをして、それをダイレクトに実感したいと思っていました。
「ロータス」とは英語で「蓮の花」のことを言います。蓮の花は、泥沼に生まれ、美しい花を咲かせることから、「仏の知恵」「神の愛」など象徴とされるそうです。綺麗ごとだけではない不動産の世界にあって、美しい花を咲かせる存在でありたいという思いがあります。
※すべての不動産営業マンがよくないわけではありませんが、時々存在するのも確かです。
お客様とのかかわりでお伝えしていること
お客様との関係で、当社は業務に関して方針を宣言しています。「シツコイ営業をしない」とか、「囲い込みをしない」などです。サービスの説明で随所にみられると思います。
小さな会社ですので、会社の方針というより私の方針です。それに対して奥さんが賛同してくれているということです。
これも「自分がやられたらイヤなことを、他の人々にしない」ということですが、後味が悪くなりそうな取引が苦手です。社長は会社を退職することはできませんので、瞬間の快楽より、後で評判を失うリスクをおそれます。
経験から、これまでいろんなタイプの不動産屋さを見てきました。大きくなった会社はクレームとか一切恐れませんね。不動産屋さんとしては、あまり会社を大きくできないタイプかもしれませんね。
仲介手数料無料
手数料無料のサービスを始めたのも意味を求めたからでした。「手数料無料」って竹を割ったように説明できるので好きです。
はじめにこの会社を作った時は手数料無料ではなく、「手数料定額」という打ち出し方をしていました。ただ、なぜ定額なのか意味付けが分かりづらいので、1年くらいで方針を変えました。
「いい物件を買うのがお客さんにとっての目的。いい物件を買うのに仲介手数料が必要なら払うべきです。しかし、お客さんにとっていい物件が仲介手数料を無料にできるなら、当社のほうがいいですよ」と断言できます。仲介手数料無料の集客効果もアップすれば、実入りも大きくなります。まちがいなくwin-winです。
初期のころに使っていた手数料無料のロゴ。ウェブサイト上のすべての物件に張り付けていました。
“Pray for Japan”というのは東日本大震災の頃の合言葉です。
このころは手数料無料をやっているのは城東地域では当社くらいでした。
不動産の囲い込みなし
売却サービスでは「囲い込みなし」を打ち出していますが、これも同じ延長線です。お客様の財産を奪う結果になっても、囲い込みをすれば、手数料も増えるかもしれません。
しかし、ウソをつく行為をし続けていること自体がストレスです。ストレスを感じることをするならば、もはや独立する意味はないわけです。
つくる
子どものころから、モノづくりがすきでした。ゼロからカタチを作っていくことに興味を感じていました。プラモデルなどが好きで、ガンプラなどをやっていました。人と同じことをやるより、自分らしいものを作りたい。どんなに下手でも、他人と違うことが好きだったんだと思います。
早稲田大学をに入学したのも、当時は放送や制作に携わることができるマスコミに行きたかったからです。法学部でしたが、受かったところの偏差値が一番高かったので、学部はどうでもよかった。
ただ、面白いもので、当時の勉強が今の不動産業者の活動に生きています。契約のとき、お客様に対して高い説明力を発揮できるのは、若いころの訓練も大きく影響をしていると思います。
ちなみに大学のころは英語のサークルで芝居に関与してしまい、どいううわけか道を外してしまいました。これも作るという喜びの一環です。英語サークルの芝居と言ってもけっこう本格的なもので、諸先輩・後輩では、著名な俳優の方もいます。いまは、会社をつくるという意味では、つくるという延長線でいきています。
早稲田大学
不動産に携わったきっかけ
そのような流れで不動産の世界で最初に足を踏み入れたのは分譲業者でした。分譲業者は作るタイプの不動産業者です。
最初はマンションの分譲を行う会社で、市場調査(マーケティング)や商品企画の業務に従事していました。関東一円歩き回っていたので、ここでは不動産の相場と売出し方を覚えました。
初めて商品企画まで関与した物件(葛飾区)
その後、建売業者に転職し、土地を仕入れて建物を計画するという仕事に従事していました。こちらでは不動産の実務を覚えました。
会社員時代に企画した物件(江戸川区)
会社員時代に企画した物件(柏市)
ただ、独立するまでに覚えていなかったのは住宅ローン。なんとかなるだろうと思っていましたが、独立をしてみると、これには少し焦りました。いまは主なメガバンクとネット銀行はいづれも取引していただけますが、小さな会社を相手にしてくれる銀行はなかったんですね。少しづつ実績を作ってここまできました。
わかったようなブログを書いていますが、最初は本当にわかっていなくて、10年前、勉強していたプロセスを投影したものです。積み重ねていくような書き方になっているのはそのためです。
まとめますと、購入も売却も、お客様のお役に立てる会社だと思います。ご愛顧たまわりますよう、お願いいたします。
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